ログハウスの起源
山の麓や別荘の多いエリアに行くと見る機会の多いログハウス。このログハウスにはどんな起源があるか、ご存知でしょうか？
今回は南アルプス市にあるアヤメ企画が、ログハウスの起源、有名な生産地・北欧のログハウスの歴史、および北欧以外のログハウスの歴史をご紹介します。ログハウスに興味がある方や、南アルプス市で別荘を建築したい方は必見です。
ログハウスの起源
ログハウスは世界各地にその遺構があるので、発祥の地がどこかということは、実ははっきりわかっていません。現在のところ最古のものとされているのは、紀元前1500年頃に現ユーゴスラビアにログハウスがあったことを証明する遺構です。これは今から3500年前に遡り、その頃にはログハウスの原型がすでにあったとされています。
世界の広範囲にそれぞれログハウスの起源があるので、発祥の国によって形には違いがあります。しかし、どの国でも森から伐採した丸太を最低限の工具で組み立てており、現在のような道具がない時代に建てるには、理にかなった建築物なのです。
現在誰もがイメージするログハウスは、北欧や北米大陸で生まれたログハウスを原型としていますが、日本にもログハウスの構法で作られた建物があります。日本最古のログハウスといわれているのは、飛鳥時代に建立された奈良にある正倉院宝庫です。
この建物は丸太を利用して作られていますが、丸太を三角に切り出しているので、室内は平面になるように作られていました。高床式で建設されていることもあり、1250年以上経った今も良い状態で残っています。
ログハウスが3500年以上もの歴史を超えて現在も残っているのは、さまざまな利点があるからです。別荘として使われることが多いログハウスですが、一般建築住宅として住むのにも優れています。山梨県南アルプス市にあるアヤメ企画では、ログハウスの販売・建築を行っています。
北欧ログハウスの歴史
ログハウスは手作りのハンドヒューンと呼ばれるタイプと、機械加工を行うマシンカットといわれるタイプがあります。当然ながらマシンカットのほうが大量生産に向いているので、現在主流となっているのはマシンカットのログハウスです。マシンカットは、現在ログハウスの生産がもっとも多いフィンランドで誕生しています。
また、スウェーデンには古い建築物を集めた世界初の野外博物館・スカンセン野外博物館というものがあります。ここには18世紀から20世紀初頭に建てられた建築物があり、160棟以上ものログハウスが展示されています。スウェーデンのログハウスは、耐久性を高めるために外壁に鉄分を含んだ土を焼いて作った赤茶色の塗料が塗られています。
さらに、ノルウェーでは、8世紀末から11世紀中頃にヨーロッパなどに侵攻したヴァイキングの技術が建築物にも活かされ、ログハウスが建築されています。元々は船の製造で身につけた技術をログハウスに活かしており、その結果として、現在も素晴らしい加工技術が施されたログハウスが残っているのです。
南アルプス市にあるアヤメ企画では、さまざまな構法のログハウスを販売しています。ご自分でログハウス・別荘を作ってみたいという方に向けたキットもありますので、まずはお気軽にご相談ください。
ヨーロッパのログハウスの歴史
北欧以外のヨーロッパでも、ログハウスは長い歴史を持っています。スイス・オーストリア・フランスを中心としたアルプス地方も、ログハウスの歴史があるエリアです。アルプス地方のログハウスは、切妻屋根の下にコテージがあるのが特徴です。また、ローマ時代や中世に発達した木造技術のおかげで、装飾が施されています。
ヨーロッパの中でもイギリスなどでは、10世紀よりも前にログハウスが建てられていました。10世紀以降は木材が燃料として使われることが増えて不足したため、木材は柱と梁のみに使用するフレーム構法が普及し、ログハウスではなくレンガや石造りの住居が主流になっています。
伝統を受け継ぎながら進化を続けるログハウスは、住宅用としても別荘としても、また店舗としても活用できます。南アルプス市にあるアヤメ企画では、お客様一人ひとりのニーズに合わせたログハウスを提案しています。
ログハウスの建築を依頼するならアヤメ企画へ
ログハウスの持つ風合いは、自然の中で生きていることを感じさせてくれます。木のぬくもりを感じながらの生活は、日頃の忙しさを忘れさせてくれ、本当の意味でリラックスした時間を過ごすことができるでしょう。
南アルプス市のアヤメ企画は、国産の杉にこだわったログハウスを建築してきました。耐震性・耐火性に優れたログハウスは、住宅としても別荘としても活用できます。南アルプス市は雄大な土地があるため、充実した別荘での生活を過ごすにはぴったりの地域です。ログハウスの建築を依頼したい方はぜひご相談ください。